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掲載日 2013年9月2日
到達!納沙布岬と知床半島 − 北方領土を望みながら、世界自然遺産の知床を行く。
納沙布岬、知床半島、野付半島
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、世界自然遺産 知床半島 知床五湖
世界自然遺産 知床半島 知床五湖 -
なんだかプライベートが少ない今年、色々と思うところがあるものの、夏休みに北海道の納沙布岬と知床半島を訪ねた。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、羽田発中標津行き ANA837便
羽田発中標津行き ANA837便 -
8月31日の土曜日、仕事のことが気になって仕方なかったけれど、何とか飛行機に乗ることができた。目指すは道東の中標津。今日は納沙布岬を目指す予定だ。そして午後2時前、飛行機は中標津空港に着陸した。上空の青空はどこへやら。折からの秋雨前線と、台風が運んできた湿った空気が北海道に雨を降らせている。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、日本の暫定的最東端 納沙布岬
日本の暫定的最東端 納沙布岬 -
中標津でレンタカーを受け取り、納沙布岬を目指す。北海道の真っ直ぐな道を南東へ進むこと2時間。何とか日暮れ前に納沙布岬に到達した。納沙布岬は一般人が普通の交通手段で到達できるこの国で最も東に位置する場所。昨年旅をした、沖縄の与那国島は最西端、その翌日でかけた波照間島は最南端、そして一昨年の稚内の宗谷岬は最北端。今日この地に立ったことで、この国の東西南北を回ったことになる。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、納沙布岬灯台
納沙布岬灯台 -
いろいろなことを考えながら、東の海を見つめる。ほんの少し先のブイの向こうは、某国が勝手に領有している日本の国土だと言う。そこに色々な思惑が交錯する。そう思っている間にも、どこぞの町の議員さんたちが、視察に来てにこやかに記念写真を撮っている。視察ね。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、北方領土は日本固有の領土です
北方領土は日本固有の領土です -
納沙布岬は東西南北の果ての中で、一番立派な施設が揃っている。南端の波照間は個人製作の記念碑だけ、西端の与那国は記念碑と東屋とかなり簡素。北端の宗谷には巨大なモニュメントがあったが、納沙布には展示館やモニュメント、その他色々なオブジェが四島の帰りを待っている。ここが忘れてはいけない場所だと言うことを、多くの人が後押ししているのだろう。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、キュウリウオでもカラフトシシャモでもない、本物のシシャモ
キュウリウオでもカラフトシシャモでもない、本物のシシャモ -
とりあえず北海道にきたらシシャモを食べることにしている。内地で出回っているシシャモは、大方キュウリウオかカラフトシシャモで、本物のシシャモではないらしい。一応、本物であることを店の人に確認して頼んだので、本物だろう。実際のところおいしいかもしれない・・・と言ったところだけど、まぁ気分も半分なので、シシャモをかじり、大ジョッキを煽る。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、セイコーマートにて
セイコーマートにて -
先日はビールのせいで早々に眠ってしまったようだ。翌朝、思わぬ空腹で目覚めてしまった。時刻は朝5時前、空はすでに明るい。朝食まであと2時間。眠ろうにも眠れないので、仕方なく近所のセイコーマートへ。売っていたパンは、お気に入りの豊富牛乳使用とのこと。思わぬラッキー!
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、知床峠
知床峠 -
朝食を済ませて、知床を目指す。先ほどまでは重たい曇り空だったが、いつの間にか雨が降ってきた。雨脚は強まるばかり。それでも知床にだけは行っておきたいので、車を走らせる。どこまで走っても視界が開けない。知床峠では羅臼岳と北方領土が見えるとのことだが・・・真っ白な世界しか見えない!残念!
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、知床五湖
知床五湖 -
天気図では半島の北側には雨雲がかかってなかったはず。あやふやな記憶を頼りに峠を越えると、確かに雨は降っていなかった。少しだけラッキーな気分で知床五湖を目指す。途中すれ違う車はほとんどが観光バス。ちょっと嫌な予感がしていたけれど、これが的中。夏休み最後の日曜でも、観光客はかなりの数。さすが世界自然遺産。人の波に呑まれながら、木道を歩き湖を目指す。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、知床五湖
知床五湖 -
もし晴れていたなら、湖の向こうに羅臼岳がそびえる絶景を楽しめたことだろう。このあいにくの天候の中、湖すら霞に隠されていなかったことだけでも幸運だと思わなければならないだろう。北海道本来の美しい湖沼と森を散歩している気分を楽しんだ。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、知床半島
知床半島 -
少しだけでいいから、晴れ渡った空の下、知床の風景を見てみたい。そんな願いは残念ながら叶わなかった。知床五湖を後にして、道の続く限り知床半島の奥地を目指す。その途中、森が開けた所から半島を眺めるが、遠くまで見渡すことは出来ない。なんとも言えない未練が残る。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、カムイワッカ 湯の滝
カムイワッカ 湯の滝 -
道の行き止まりはカムイワッカ湯の滝。カムイワッカの滝はこの少し下流。道は続いていないため、海からしか眺められない。実際には登山道などがあって、もっと深くまで立ち入ることができるのだが、登山経験のない私にはここが限界。こんな奥まで、しかも砂利道を走ってくる観光客などあまりいないだろうと思っていたら、大間違い。狭い駐車スペースは常にほぼ満車で、ひっきりなしに人が訪れている。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、カムイワッカ 湯の滝
カムイワッカ 湯の滝 -
カムイワッカ 湯の滝は温泉が源流のようで、生暖かい水が岩盤の上を流れ落ちてゆく。少々の危険を覚悟すれば、靴を脱いで滝を登ることができる。実際にここに来た人の半分ぐらいは、滝の上まで上って記念写真を撮っていた。ただ、こんな野放図に人を立ち入らせていたら、自然遺産に悪影響が出るのではないか、と少し心配になってしまう。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、ウトロ漁港
ウトロ漁港 -
カムイワッカの滝を後にして、知床の森を通り抜ける道を西へ走る。ちょうど昼の頃合、お腹も空いてきた。開けた町に出たら、食事にしよう。車はウトロの港町へ入った。もう少し時間があれば、この町から観光船で知床の自然を楽しみたいところだ。今回は日程の都合上、そのコースを組み入れることは出来ない。船には乗れなくても、せめて港を眺めながら昼食をとることにした。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、ウトロ漁港 かに丼 980円
ウトロ漁港 かに丼 980円 -
おみやげ物店が団体客向けに営業しているドライブインに入った。地方のこの手の店は、メニューの選択肢が少ない。海鮮ラーメンとかウニメシとか値の張るメニューが多い中で、かに丼だけは980円となんとなく安い。でも安い割にはカニの身がたくさん入っていて、以外に大満足。こんなことならもう少し高額な海鮮ラーメンにしておけばよかったかも。って言うか、車じゃなきゃ絶対何かを呑んでいたに違いない。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、オシンコシンの滝
オシンコシンの滝 -
ウトロの漁港から少し走ると、トンネルの先にパーキングのマークが現れた。知床の有名な景勝地、オシンコシンの滝。駐車場に車を停めて荷物を背負い、さて、と振り返るともうそこに大きな滝がしぶきを上げていた。カムイワッカの滝も断崖から直接海に流れ込んでいるのだから、この滝も海の近くになって不思議はない。切り立った崖が海にそびえる、知床の自然の雄大さを垣間見た気がした。そういえばこの旅で青空を見たのは、後にも先にもこの場所だけだった。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、北海道らしい風景
北海道らしい風景 -
次の目的地、摩周湖に向けて移動を始める。海沿いの道から外れて、内陸を走る。本当にこの空が恨めしい。青空があれば、この景色がもっときれいに輝いていたことだろう。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、北海道らしい風景
北海道らしい風景 -
今度はまだ訪ねたことがない道央に出かけてみよう。富良野や美瑛の風景を見る時は、ぜひ晴れの日に出かけたいと思う。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、北海道らしい風景
北海道らしい風景 -
なんだか空模様がだんだんと怪しくなってきた。雲間からせめて一筋でも光が射してくれれば、ドラマチックな景色が見られるのだけど・・・。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、神子池
神子池 -
次に目指す摩周湖に向けて車を走らせていたら、「神子池」の看板が見えてきた。ちょっと気になったので、わき道へ入り池に立ち寄ってみた。見たところ湧水の池のようで、とても透明度が高い。この池も晴れの日ならばもっと神秘的に見えたことだろう。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、神子池
神子池 -
周囲200m〜300m程度の小さな池だが、そこから小川が流れ出して、脇を流れる川に注ぎ込んでいる。山のふもとのためだろう、水がとても豊富で美しい森と自然に囲まれた、まさに神の子のような池だ。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、神子池に遡上したヒメマス(?)
神子池に遡上したヒメマス(?) -
池をぐるりとひと回りしてきたら、足元の流れに動くものを見つけた。真っ黒な魚が流れに逆らって、川を上っている。婚姻色の赤だけが鮮やかで、あとはボロボロになったマス。遡上してきた魚をはじめて見た。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、摩周湖 裏摩周展望台
摩周湖 裏摩周展望台 -
さて、今日最後のポイント、摩周湖へ向かう。走行ルート上、普通の観光コースで立ち寄る展望台ではなく、反対側の裏摩周展望台へ登る。道を登るにつれて、視界が悪くなり、展望台は霧の中。霧の摩周湖とは言うけれど、少しは湖が見えてもよいのではないか?湖面どころか、手前の木だけしか見えない、とても残念な展望台でした。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、丹頂鶴
丹頂鶴 -
ホテルへの帰り道、牧草地に白いものがごそごそしている様子が見えた。牛にしては小さいので、近づいてよく見たら、なんと丹頂鶴。釧路湿原で見たことがあるけれど、今回の旅で出会えるなんて思ってもいなかった。雨にたたられた旅で見つけた、小さなラッキー!といったところだろうか。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、今年の初サンマ (根室漁港水揚げ)
今年の初サンマ (根室漁港水揚げ) -
今夜の晩酌をどこにしようかと、中標津の町を徘徊していると、「新サンマあります」のたて看板を発見。今夜はこの店に決めた。店主に聞いてみると、根室で水揚げされた地元のサンマとのこと。折角北海道に来たのだから、1日1回はこういうものを食べないと。新鮮で身のしっかりしたサンマにあわせて、コップ酒を注文。いやはや、秋の晩酌って感じだね。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、中標津ミルキーラーメン
中標津ミルキーラーメン -
実はこの「破天荒」というお店、居酒屋ではなくお食事処のようだ。定食あり、ヤキソバあり、ホルモン焼きありでメニューは充実。その中に「中標津ミルキーラーメン」なるものを発見。地元産の牛乳を使った、町おこしメニューで、この店発祥の地元名物とのこと。「じゃらん」でも紹介されたというだけあって、なかなかうまい。スープと牛乳の組み合わせは新しいけど、よく考えてみるとシチューやパスタで馴染みがある。なかなか北海道らしい風味なので、札幌味噌味、函館塩味、旭川醤油味に次ぐ、第四極になれる!・・・かもしれない?
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、野付半島
野付半島 -
旅の最終日は根室半島と知床半島の間に位置する、野付半島を訪ねた。野付半島は海流に運ばれた砂が堆積した「砂嘴」という地形で、砂地が湿地帯のような状態で続き、松林や草原を形成している。ここは9年前の冬に来たことがある。そのときは国後島が目に前に見えたのだが、今回はまったく見えない。やっぱりこの天気が恨めしい。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、野付半島のエゾシカ
野付半島のエゾシカ -
湿地帯の散策路を歩いていたら、野生のエゾシカに遭遇した。こうして草原に立つ姿を見ると、アフリカの野生動物にでも出会ったような気分になる。よく見ると周りに群れがいて、何頭ものエゾシカがこちらを見ていた。蹴られたら痛そうなので、目をそらしてその場を離れる。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、野付半島 トド原、ナラ原
野付半島 トド原、ナラ原 -
野付半島の名勝のトド原は、湿地帯のとど松が立ち枯れて形成されている。同じくナラ原はナラの木の立ち枯れ。元々はこれらの原生林が広がっていたが、地盤沈下や海の侵食で森が枯れてしまい、今のような地形になった。湿地帯はラムサール条約にも登録されている渡り鳥の営巣地で、多い時には何万もの渡り鳥がやってくる。今回はそんな景色は見られなかったけれど、遠くにオオワシのような鳥が見えたような気がした。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、野付半島 オオワシ(?)
野付半島 オオワシ(?) -
でも、よく見れば違うかも・・・よく見えないけれど(笑)。
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、中標津 開陽台
中標津 開陽台 -
さて、この旅はこれでお終い。最後に中標津の町をもいおろしたいと思って、開陽台という高台に登ってみた。登ってみた・・・登ってみた・・・登ってみた・・・。・・・やっぱり真っ白!(涙)
到達!納沙布岬と知床半島、納沙布岬、知床半島、野付半島、中標津 真っ直ぐな道
中標津 真っ直ぐな道 -
今回は本当に雨に泣かされた三日間だった。今度は絶対晴れの日にこの地を訪ねようと心に決めて、空港へ続く真っ直ぐな道を走る。