■ 東京 / 上野〜浅草
- 上野公園 五條天神社 -
会社の写真部の活動で、上野界隈から下町をぐるりと回ってみようという話になった。生憎の雨で、立ち寄りポイントをいくつか省略しなければならない。集合は上野駅だったのだけれど、公園内の東照宮や弁天様は軽めに見学し、まずは湯島を目指す。上野駅公園口から公園内を横断して五條天神社へ。立ち並ぶ鳥居を抜けて不忍池方面へ。
- 上野公園 五條天神社 -
鳥居を抜けると、お稲荷さんが出迎えてくれる。上野公園にはこういった社や寺院がいくつも立ち並んでいる。
- 湯島天神 -
湯島天神では春の梅祭が行われていた。日舞やジャワ舞踊、講談など、雨の中多くの人がイベントを楽しんでいた。そして梅の花もちらほらと咲きほころび始めている。折りしも今は受験シーズン。多くの受験生が絵馬を奉納したことだろう。その中に中国語らしい絵馬を見つけた。道真公の天神様に祈るのは万国共通ということか。
- 湯島聖堂 -
湯島天神から少し歩いて、湯島聖堂へ。聖橋を渡って御茶ノ水駅の目の前に広がる緑の森は、古の学び舎。江戸時代、このあたりはまだまだ江戸の町のはずれで、きっと当時はこの場所がこれほど栄えるとは誰も思っていなかっただろう。
- ニコライ堂 -
湯島聖堂の森の木々の間から、少しだけ見えていた洋風の建物が、ニコライ堂の屋根だろう。ロシア正教の教会は100年も前に建てられた、ビザンチン様式の建物だ。聞けば、この教会が建てられた当時の写真には、この周りには何も建物がなかったらしい。明治の人の目には珍しく巨大な洋風建築に見えたに違いない。
- 亀戸天神 -
御茶ノ水から電車に乗って亀戸へ。有名な亀戸駅前の亀戸餃子で昼飯をとり、東京スカイツリーまで下町を散策する。途中の亀戸天神では、咲き始めの梅林の向こうに、巨大なスカイツリーが頭を覗かせていた。
- 東京スカイツリー -
亀戸から徒歩1時間弱で東京スカイツリー界隈に到着。このあたりは昔ながらの下町の風情と、川沿いの江戸の情緒が残った町なのだけれど、その甍の波の向こうには、常に巨大な鉄塔が聳え立っている。東京スカイツリーの高さは、今日の時点で286m。作業用のクレーンの高さを加えれば既に東京タワーに比肩する。
- 東京スカイツリー -
でもまだまだ工事中で、完成時には634m。東京タワーより301m高く、今の2倍以上の高さになるのだという。今でさえ東京の色々なところから見えるのに、完成の暁にはどれほど高い空を見上げなければならないのだろうか。
- 東京スカイツリー -
スカイツリーの真下からは、それが鉄塔ではなく巨大のビルのようにさえ見える。こんなものが下町のど真ん中にいきなり現れたら、知らない人はどれほど驚くことだろう。
- 東京スカイツリー -
東京タワーが出来た当時は、多くの人が展望台に登って一大観光地になったらしい。完成したら私もこのタワーの展望台に上ってみよう。飛行機の上から眺める東京とは違った町並みを一望できるだろう。