Sweet Heaven Photograph & Words.
西表島ジャングルクルーズ
2015.09.08
2015.09.08 / マングローブ水没林 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
沖縄の旅の計画を立てていたとき、高速船の料金表の横にオプショナルツアーの広告を見つけた。西表島の裏内川を遊覧船で下り、ジャングルを見学する半日ツアー。でも明らかに他のツアー会社の相乗りだったので、売り出し元の会社を探した。そこで見つけたのが裏内川のカヌー下りツアーだった。カヌーなど乗ったこともないし、ジャングルのような川を下るなどもちろん未経験。多少の不安はあったけれど、深い緑やマングローブの森を撮りたくなった。
2015.09.08 / 青空を漕ぐ / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
西表島の港で迎えのバスに乗る。そしてカヌーに乗り換えて裏内川へ。この日は風向きの関係で川遡りに変更となった。裏内川は川とは言っても入り江に近いため、ほとんど流れがない。そのため素人でも川遡りができるらしい。青い空の下、西表の森に抱かれて、約8kmの行程にカヌーを漕ぎ出した。
2015.09.08 / 浜辺にて / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
漕ぎ始めて30分。不慣れなためか、進めたのはたった数百メートル。最初のポイントとなる浜辺に上陸した。
2015.09.08 / マングローブの浜辺 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
ここでガイドさんからマングローブの説明を受ける。マングローブは植物名ではなく、汽水域に生育するヒルギ類の総称で、西表島では主に「ヤエヤマヒルギ」「オヒルギ」「メヒルギ」の3種類が見られるとのこと。
2015.09.08 / 滝口のヤエヤマヒルギ / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
裏内川の上流へ向けてカヌーを漕いでゆくと、ジャングルの緑はますます色を深めてゆく。左右の川岸には、ところどころに水の流れができている。数日前に降った雨が滝になって流れ落ちているのだ。昔はきっと砂浜だったのだろう、大きなヤエヤマヒルギがその滝つぼの底に根を下ろしていた。
2015.09.08 / 西表の空 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
裏内川は沖縄県で最大の河川で、川幅は最大約200m、最も深いところでは15mもの水深がある。上流10kmほどのところまで潮が上るため、いろいろな海の魚が遡上してくる。この場所にも時々サメやエイが現れるらしい。そんなところをカヌーで行けば、まるで南の島の大海を行くような雄大さを楽しむことができる。
2015.09.08 / マングローブの群生地にて / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
カヌーはずっとジャングルを進んでいるのだが、実はこの川沿いにも集落があり、そこで米や炭を作り、船や林道で海岸の里と交易していた。50年ほど前、台風で大きな被害を受けて廃村となり、今はジャングルに戻りつつある。もしその村が今も残っていたら、この場所ももう少し開拓されて、自然が失われていたのかもしれない。故郷が失われた代わりに自然が残った。どちらが良いか悪いか、一概には言えないことだ。
2015.09.08 / ジャングルの奥地へ / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
次は正真正銘のジャングルに船を乗り入れる。裏内川に流れ込む100mくらいの名もない小さな支流に入り、マングローブの林を掻き分けながら進んでゆく。
2015.09.08 / 幽谷の王者 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
川底が浅くなり、木々がなおうっそうと茂る浜辺でカヌーを降りる。海風ではない、涼しい風が川面を渡ってくる。耳を澄ませば水の音がどこかから響いていた。歩みを進めると木々の間に比較的大きな滝が現れた。人工の音のない、観光客の歓声すら聞こえない、深山幽谷の中で、孤高の王者の雄たけびのように、滝は砂岩の岩に轟音をたたきつけていた。
2015.09.08 / 南国の浮島 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
滝に打たれて身を清め、冷え切った身体を真夏の太陽で温めながらカヌーを進める。森の様相が少し変わってきた。ガイドさんの説明では、このあたりはもう潮が上ってこられずに、汽水域ではなくなるため、マングローブ類が生育しにくく、その他の熱帯性の植物が増えてくるとのこと。中州にはタコノキがびっしりと生い茂っている。こんな大きなタコノキを家の観葉植物にしたら、見栄えがすごいだろう。
2015.09.08 / 歴史の刻印 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / LG電子Google Nexus5
カヌーでの旅はここまで。上流の船着場に上陸してひと休み。このツアーには手作り弁当が付いてくる。実はツアー会社の社長が廃村になった稲葉村の出身で、その記憶をとどめるために、開いたキッチンイナバと言うレストランのお弁当とのこと。意外なところで地元食材の地元料理を楽しませてもらった。
2015.09.08 / 手作り弁当 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
手作り弁当で体力を回復したあとは、2時間程度の山歩き。陸路では到達できない、マリウドの滝とカンピレーの滝を目指す。高低差は100mもない遊歩道を行く。遊歩道と言うには少々険しいので、ちょっと気合を入れて歩く。時折このように小さな滝が流れ落ちていたり、トカゲが歩いていたりする。しかし期待していたイリオモテヤマネコやハコガメには出会うことはできなかった。
2015.09.08 / 森深くにて / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
山道を歩いていると、こんな標識が目に入った。今回の旅では、沖縄の歴史いについて考えながら歩く機会は少なかったけれど、思いも寄らないところで歴史の痕跡を目にした。こんな標識はすぐに「沖縄県」のきれいな標識に立て替えることができるだろう。もしかしたらツアー会社の計らいかもしれないと思いつつ、離島の辿った近代史に思いをはせる。
2015.09.08 / マリウドの滝 / 沖縄県八重山諸島西表島マリウドの滝 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
歩き始めて30分、マリウドの滝の展望台にたどり着いた。昔は滝口まで降りられたようだが、今は道が崩れてしまって、展望台から眺めるしかないようだ。西表島のパンフレットに必ず登場する滝を見ながら一服する。
2015.09.08 / カンピレーの滝 / 沖縄県八重山諸島西表島カンピレーの滝 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
マリウドの滝から更に15分程度歩くと、遊歩道の終着点からカンピレーの滝を眺めることができる。高いところに登ったせいか、それとも川風のせいか、少し涼しい気持ちよい場所だった。
2015.09.08 / 船着場 / 沖縄県八重山諸島西表島浦内川 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
カヌーで裏内川を遡り、ジャングルに分け入り、山道を歩いたツアーはこれで全て終了。最後は遊覧船で20分、短い川下りを楽しんだ。
川平湾
2015.09.09
2015.09.09 / ヤコブの梯子 / 沖縄県八重山諸島石垣島川平湾 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
旅の最終日、飛行機は午後の早い時間。最後の一ヶ所として川平湾に向かう。川平湾は石垣市街から車で40分ほど。早起きをして朝一番6:15のバスに飛び乗った。まだ日の出前なので、街は暗く人通りも少ない。バスの心地よい揺れで転寝をしているうちに、川平のバス停に到着した。時刻はまだ7時。朝日は低く、雲も多い。前回も同じような天気で川平の青い海を見られなかった。
2015.09.09 / 木陰の小船 / 沖縄県八重山諸島石垣島川平湾 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
浜辺を見下ろす公園でしばし雲の切れ目を待つ。透明な海に浮かぶ小船や、浜につながれた遊覧船が、北よりの風でゆらゆらと揺れる様子を見ながら、タバコを一服。旅に出るとどうしても時間に追われてしまって、穏やかに過ごす機会が少ない。しばらく時間を流していると、木陰から見下ろす砂浜がだんだんと白く輝きはじめた。
2015.09.09 / ハイビスカス / 沖縄県八重山諸島石垣島川平湾 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
太陽が浜辺を照らし始めると、今まで見えなかったものが見えてくる。この浜には真っ赤なハイビスカスが幾輪か咲いていた。今年の沖縄は、大きな台風のためにハイビスカスなどの花の多くが飛ばされてしまって、華やかさがなかった。旅の最終日、少しだけ沖縄らしい風景を目にすることができた。
2015.09.09 / 海人 / 沖縄県八重山諸島石垣島川平湾 / Canon EOS 5Ds / EF24-105mm F4L USM
有名な観光地である川平湾とはいえ、バスの本数は少ない。1本乗り遅れると、帰りの飛行機に間に合わなくなってしまう。残念ながらもうバス停に行かなくてはならない。後ろ髪を引かれながら、浜辺を振り返り、最後のシャッターを切る。
2015.09.09 / 石垣空港離陸〜茜雲の空 / 南ぬ島石垣空港 / OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough / 7.34-18.7mm F3.5-5.7
最近は電波を発信しない状態なら、離陸中も電子機器を使用可能である。以前から撮ってみたかった、離陸中の動画を撮影した(写真は羽田で撮影したものです)。
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